飽き性・三日坊主とお別れ!心理学的な治し方・改善方法!

本日は飽き性について!
以下のどれかに当てはまる人におすすめです。

  • 飽き性を治したい
  • 三日坊主をやめたい
  • 新しい挑戦を挫折せずに成功させたい
  • つまらない作業を少しでもマシにしたい

飽き性とは

  「飽き症」は、飽きやすい傾向があるということですね。では、「飽きる」とはどのような状態でしょうか。辞書で見てましょう。

【飽きる】①同じ物事が何度も続いて、いやになる。いやになって、続ける気がなくなる。②満ち足りて、これ以上はいらなくなる。…

大辞林

  なるほど、「同じことが続き」、「いや」になって、「続ける気がなくなること」ですね。

  ところで、「飽き性」と聞いた時、私は2種類の飽きがあると感じました。私達が「飽き」を感じている時は不快ですよね?この不快な感情のせいで、(1)本物の「飽き」と、(2)「本当は飽きではないけれど、不快な感情のせいで飽きだと錯覚してしまっていること」があります。

  なぜ2つを判別する必要があるかというと対策が異なるからです

本物の飽きとその対策

  本物の飽きとは、慣れた作業の繰り返しで、「退屈」によって脳が嫌になっている場合です。

飽きの影響

  アメリカの心理学者ジェニファー・ボーゲルワルカット教授によると、「退屈」は学生の成績を25%も左右するそうです。これは、生徒の「知性」と同じぐらい学校成績に影響を及ぼすということです。
  飽きと仕事の業績に関するデータはありませんが、体感的には学校成績のように大きな影響があることは容易に想像できます。

  また、2003年に行われたアメリカのNPO法人CASAによる調査では、飽きやすい若者は酒、煙草、麻薬などの刺激物に溺れる傾向が高いことが分かっています。

  「飽きやすい人は危険な車の運転をする傾向が高い」と主張する研究もあり、「飽き」は非常に深刻な問題です。勉強でも仕事でも、飽きを感じる場合は積極的に対策を講じるべきです。

飽きの対策・改善方法

  さまざまな飽きの対策方法についてご紹介します。

辞めてしまう

  真っ先に検討するべきことは、その飽きていることを辞めることです。やらなくて良くて特に面白くもないならやらないのが一番ですからね。

  やめることが出来ないなら、飽きと戦うしかありません。飽きの対策は「刺激」です。脳が退屈してしまっているので、脳に新たな刺激を与えるのです。もちろん薬物や危険な行為は避けるべきなので、以下で別の方法を提案します。

自動化

  慣れた作業の繰り返しの場合は、まずはその作業を自動化する方法を考えましょう。全部は無理でも一部だけでも自動化できれば楽になるし、その方法を考え、実行に移す過程では脳に新しい刺激が送られます。仕事であればテクノロジーを使うこと、外注すること、部下やアルバイトにやらせることなどを考えてみて下さい。どの方法でも、あなたの作業が楽になります。

より早く

  自動化できないことに関しては、より早くやる方法を考えましょう。「もうこれ以上は無理だよ」と思う人は、「同じ作業を誰にやらせてみても自分が世界で一番早くできる」と言い切れるかどうかを自問してみて下さい。きっとそんなことはないと思います。

世界中の人の頭を借りて効率化

  自動化したり、外注したり、より早くやる方法を検討する際は、考えるのが楽しければその刺激を味わってもらっていて良いのですが、なかなか難しいそうであればインターネットで調べて下さい
  インターネット上にある情報量は凄まじい勢いで増え続けています。どれぐらい情報が増えたかというと、「イタリアにある商業用アイスクリーム製造機械メーカー、カリピジャーニ社が製造したアイスクリームマシン、『193型モデル』の解体方法と清掃方法と組立方法を説明する動画」ぐらい細かすぎる動画が簡単に検索できる時代です。だから、きっと良いアイディアが見つかります。

環境を変える

  勉強の場合で非常にオススメなのは、勉強する気があまり無い友達とは距離を置き、代わりに自分の周りを勉強する気満々の友達だらけにして競い合うことです。人は周りの影響を受けやすいので、やる気満々の友達の存在が刺激になります。

  別の方法だと、勉強の場合は環境を変えるのが有効です。普段から家で勉強している人はカフェで勉強したり、違うカフェで勉強したり、図書館で勉強したり、電車の中で勉強したり、積極的に環境を変えてみましょう。脳にとってはそれだけで一定の刺激があります。

  たしかに環境を変えるのは有効ですが、付き合う友達を勉強する気で溢れている友達に変える方が遥かに効果的です。

瞑想で集中力を鍛える

  飽きは瞑想で集中力を鍛えることによって緩和することができます。瞑想は脳を鍛える方法として非常に効果的で、世界中で取り入れられています。科学的な研究も盛んな分野です。瞑想は後述する偽物の飽きに対しても有効です。最初は3分から可能なので、是非試してみて下さい。

瞑想のやり方はこちら↓

勘違いしやすい偽物の飽き

  本物の飽きは、慣れた作業の繰り返しで「退屈」によって脳が嫌になっている場合です。それに対して、偽物の飽きとは前述した、「本当は飽きではないけれど、不快な感情のせいで飽きだと錯覚してしまっていること」です。本来は飽きでは飽きているわけではありませんが、飽きだと勘違いしがちなことです。

  偽物の飽きは、新しいことに挑戦する時に起こります。新しいことに挑戦すると、やり方が分からない時やうまくいかない時に脳が強いフラストレーション(苛立ち・不快感)を感じます。また、新しいことを学習するには脳に負担がかかるため、脳は負担を不快に感じて活動から逃げようとします。いわゆる「三日坊主」がこれにあたります。
  ここでのポイントは、不快感があるだけで別に飽きたわけではない点です。うまくいかない事や、新しい情報を脳にインプットすることが辛くてやめたくなっている状態なのです。

偽物の飽きの対策・改善方法

  この場合、あなたは飽きたわけではないので前述した飽きへの対策ではなく、不快感を軽減する方法が有効です。不快感を軽減するには、ステップを細分化するのが有効です。

  例えば、あなたが人前で話せるようにスピーチの練習をするとします。人前で話すのが苦手な人にとっては非常に辛く、想像するだけで不快になる話です。そこでステップを細分化すると、次のようになります。

・原稿を考える
  - スピーチの目的・目標を再確認。視聴者にどう感じてもらい、どう行動してもらうことが目的か?
  - 効果的にその話をするには、どのような原稿を作るべきか?※

・原稿を作る
  - 本番に原稿なしでしゃべる場合、全部書き出すのではなくメモ程度に

・練習する
  - ストップウォッチを使って通しで喋る。スピーチの長さを調整。
  - 喋ってみて気になった点を微修正。
  - 録音して聞いてみる
  - 人に聴いてもらってフィードバックをもらう

※スピーチ初心者は【スピーチの目的 → あなたの主張 → 具体例 → 具体例がどうあなたの主張を裏付けるのか → あなたの主張の繰り返しと視聴者が取るべき行動】の構成がオススメです。

  このように、やるべきことの手順が見えると「やり方が分からないことによる不快感」が解消されます。そもそもこの手順が作れない場合は、最初のステップは手順を調べることになります。スピーチができる人を探すか、スピーチができる人が書いた本を読んだり、インターネットで調べるのがオススメです。

  同じことを、本を読むことを目標としている人がやるとどうなるでしょうか?「30ページ読む」のが目標で、それをキツいと感じる人はどうすれば良いと思いますか?

  答えは、30ページ読むことなど考えず、「1行目を読むこと」を目標とします。1行目が読めたら、「2行目を読むこと」を目標とします。これならできますよね?

遠くを見ると失敗する!足元を見よう!

  不思議なことに、人は遠くを見過ぎると嫌になることが多々あります。だからこそ、やる気が出ない時はこのように最初の一歩だけを見るのがオススメです。
  実はこれには科学的な根拠があり、小さな成果を確認することが脳に快感を与え、継続を可能とします。大きな目標はもちろん設定するべきですが、そこに至るまでのステップを細分化し、沢山の小さな目標を設定することも同じぐらい重要です。

  やる気が出ない時は、小さな目標として10秒〜5分で達成できる簡単な目標を設定しましょう。1つ目標を達成できたら、また5分以内に達成できる目標を設定します。
  「え、さすがに10秒とか5分は細か過ぎじゃない?」と思うかもしれません。しかし、多くの人がテレビゲームや映画やテレビなどのエンターテイメントを面白いと思うのはそれぐらいの頻度で脳に快感がもたらされるからです。自然と集中できる時はここまで細かい目標を設定する必要はありません。しかし、不快感を感じてなかなか行動に移せない時やすぐにやめたくなる時は、10秒〜5分で達成できる超小さい目標から始めましょう。

  私もブログを書く気が起こらないことがよくあります。そういう時は、まず1文だけ書くことを目標とします。1文書けたら、もう1文書くことを目標にします。
  英語の長い論文を読むのが面倒に感じる時もあります。そういう時は、まず1行目を読むことを目標にします。
  こんな風にまずは足元だけに集中し、超小さな成果を積み上げていきましょう。

  新しいことに挑戦する際は以下の記事も参考になると思います。

まとめ

  • 本物の飽きと、飽きと誤解されがちな偽物の飽きがある
  • 飽きの対策は、やめる、自動化、より早く、ネットで調べて効率化、環境を変える、瞑想など
  • 新しいことに挑戦する際に辛くてやめたくなる場合、ステップを細分化する
  • 10秒〜5分でできる小さい目標を設定する

  以上が飽き性の対策・改善方法と、飽きだと勘違いされがちな新しい挑戦の際の不快感の対策になります。飽き性や三日坊主で悩んでいる方の参考になれば幸いです!

 

参考文献

Why Boredom Is Anything but Boring

The Science of Boredom

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