学んでから実践?実践してから学ぶ?「挑戦」のやり方!

何かに挑戦すること、例えば、「英語を話せるようになる」、「楽器ができるようになる」、「起業する」などの新しいことに挑戦するにあたって、

(1)先に学んでから実践するのと、

(2)いきなり実践して、困ったり詰まったりする都度学んでいく、

のはどちらが良いのでしょうか?

挑戦を効率的に、効果的に達成する方法について、今回は勉強、楽器、起業を主な例として記述します。

どちらのやり方にも利点と問題がある

楽器を演奏できるようになりたい人は、楽器の教本を読むだけではうまくなりません。
周りの人はみんな思っています。

本ばかり読んでいないでさっさと練習(実践)しろと。

では、逆に練習ばかりした場合は?
楽器は練習しまくればどんどんうまくなりますが、基本的な学習を怠ると、今度は変な癖がついてしまったり、危険な練習方法をしたりする恐れがあります。

また、以前語学学習に関する記事を書きましたが(英語や第二外国語を早く、効率よく、楽にマスターする方法!)、初心者の場合はいきなり海外に住んで現地のやり取りで英語を吸収するよりも、単語をある程度取得してから海外に行った方が効率的に言語を学べます。

起業の場合、先にMBA(経営学修士)を取ることは役に立つか、それともお金と時間の無駄か、などの論争もあります。

学習と実践、どちらにも利点があり、どちらをおろそかにしても欠点が生じるため、冒頭の問いの答えは、「学習と実践、同時進行でバランス良く両方やるべき」になります。

ですが、挑戦している当の本人からすると、「バランス良く」というのがなかなか難しいのです。

経験者ならともかく、新しい事に挑戦しているとどれぐらいのバランスが良いのかどうかがなかなか分からないからです。

では、どうすれば良いのでしょうか。

最初に具体的な目標を設定する

どんな挑戦でも、「いつか達成できたら良いなぁ」ではなく、素早く効率的に目標を達成しようと思ったら、具体的な目標を立て、計画を立てる事が必要です。

同じ「英語を話せるようになりたい」でも、目指すレベルによってやるべきことは全然違います

1. 海外を不自由なく旅行できるレベル、
2. 海外で不自由なく暮らせるレベル、
3. ビジネスできるレベル、
4. 海外留学できるレベル、

などがあります。

「楽器ができるようになりたい」でも、

1. 自分が好きな曲を演奏できるレベル
2. 昔、楽器をやっていたので、同じレベルまで復帰
3. 難曲でなければ何でも演奏できるレベル
4. 楽器で生計を立てられるレベル

など、色々あります。

起業でも色々あります。

1. 副業として起業するレベル
2. 自分の事業で生計を立てられるレベル
3. 優雅な暮らしができるレベル
4. 上場するレベル

上記は目標の一例ですが、まずはなるべく具体的な目標を定めましょう。

挑戦することの知識がなさすぎてよく分からないというケースでも、とりあえず分かる範囲で目標を立ててみましょう。

目標は後から変えても問題ありません

目標を定めると、自然と達成のために役立つことと無駄なことが分かりやすくなり、変な方向性の学習や実践をある程度防ぐことができます

例えば、決算書の読み方をある程度理解したいだけなのに、わざわざ簿記の資格を取る必要はありません。

無駄な行動が減れば目標達成が早まります。
まずは目標を立てましょう。

計画を立てる。詰まったら◯◯◯◯だ!

さて、次は目標を達成するための計画を立てる段階なのですが…

目標についての知識があって計画を立てられる場合は良いのですが、挑戦することについての知識が足りないと、どうやって達成すれば良いのかが分からなくて計画を立てられないケースがよくあります

こういう時は、まずは実践?

いや、情報収集の出番です。

他の誰もやった事がない新しい挑戦でなければ、大抵の情報はグーグルで検索すれば出てきます。

グーグルで検索すると、例えば、一級建築士の資格を取るのに必要な勉強時間と教材、ゴルフで100を切るのに必要な練習時間と方法、偏差値80の人の勉強方法と時間、一番安くリフォームをやってくれそうな業者、有名企業に就職できた人が書いたエントリーシートのサンプルなど、計画を立てるために必要情報は出てきます。

なので、情報収集をして計画を立てましょう
計画は実行している内に変更が入るのが常なので、時間をかけすぎて肝心の挑戦が進まない事がないようにしましょう。

誰もやった事がない新しい挑戦の場合、情報がないケースもあります。

例えば、目標が「外国で日本料理レストランで起業して経営する事」だとすると、まずは出店場所を決めなければいけませんが、「日本レストランが全く存在しない外国の田舎で日本レストランを開いたらうまくいくか、コケるか?」はグーグルで調べても分かりません。

競合がいないお蔭でものすごく儲かるかもしれないし、全然流行らなくてうまくいかないかもしれません。

未来のことで、しかも前例がないので、究極的にはやってみるまでどうなるのかは分かりません。

ですが、それでもうまくいく確率を上げるための方法は無数にあります
いきなり実践の前に、やはりまずは情報収集です。

例として、その地域の見込み客の人口を調べたり、類似ケースとして日本レストランが同じ国の別の地域に初進出した時にうまくいったのかどうかを調べたり、目標地域に初進出したタイ料理店がどうなったのかを調べたりする事ができます。

また、グーグル検索以外の方法として、現地の店舗を借りて1ヶ月限定でオープンして実際の客足を確認してみたり、既にあるカフェやバーに頼んで料理だけを期間限定で提供させてもらって地元の人の評判を確認したり、単純に現地のレストランオーナーからアドバイスをもらったりできます。

こういった情報収集をすればするほど、うまくいく見込みがあるのか、あまりないのか、見通しを立てる事ができます

経営判断の例になりましたが、ここで言いたかったのは、「詰まったら情報収集が大事」だということです。

逆に、情報収集をしないで闇雲に突き進むのは、目隠しをして戦に臨むようなものです。
まずは目隠しを外して情報収集をして、勝てる見込みがあるのか、撤退して別の戦に臨むべきなのかを見極めましょう。

「いつやるか?今でしょ!」なんていうフレーズが流行った時期もありましたが、こういう場合に「今やるべき」なのは情報収集であり、間違ってもいきなり出店することではありません。

行動力は大事ですが、行動の方向と内容を間違えないようにしましょう。

リスクは避ける

何か新しい事に挑戦するにあたって、特に気をつけるべきなのはリスクです。
一番分かりやすいのはお金のリスクです。

例えば、何か資格を取ろうと思った人が資格の教材を買ったり、学校に通ったりしようとすると、場合によっては数万円〜数十万円がかかります。

楽器なら、楽器を買おうとすると数万円〜数十万円がかかり、更に楽譜、楽譜立て、メンテ用具などの追加のお金もかかります。

起業なら、初期費用として会社の設立費用、運営費用としてオフィス代、人件費、製品開発費、税理士への支払、広告費など、多額の費用がかかります。

これらの必要経費はリスクです。
挑戦は素晴らしいことなのですが、リスクは少ないに越した事はありません

なので、最悪のケース(ほとんどのケースでは挫折や失敗をしてお金が無駄になること)を想定し、自分の手持ちのお金と照らし合わせて、金額がそこそこ大きいと感じるようであれば、安全措置を取るべきです。

「リターンを得るには先に投資が必要」と言えば聞こえは良いのですが、お金を使うというのは、最も楽だが、失敗もしやすい投資方法の1つです。

挑戦のための投資は、お金以外にも時間知恵で前に進むことだってできます。

一般的な所得の人であれば、5万円以上かかる見込みがある時は、勢いで決めるのではなく、入念にリサーチや事前準備をするべきだと思います。

例えば:

資格なら、ブックオフやメルカリで教材を新品の半額以下で入手できます。
数十万円の資格スクールに通ったり、高価な教材を購入したりすることを検討している人は、まずは独学で20時間勉強してみましょう。
本当にスクールが必要なのか、自分は本当にこの勉強を続けて資格を取りたいのか、などを確認できるので、高いお金を払ったのに結局やめてしまう失敗をする可能性が下がります。

楽器なら、経験者が昔使っていた楽器を借りれば無料で手に入るし、買うにしても最初は初心者向けの安価な物から始めるべきです。
半年〜数年は人から借りた楽器や入門モデルを使用し、それでも飽きないでこれからも続けたいと思ったら、その時に初めてお気に入りのモデルを買えば良いのです。
習うのであれば、まずは体験レッスンから始めましょう。

起業なら、会社設立しなくても自営業や副業として出来るかもしれません。商品が売れ始めてから会社を作っても何の問題もありません。
初めて起業する人は、売上が全くない時から税理士に毎月お金を払う必要はないいし、事業によってはオフィスは自宅で充分かもしれません。

お金は楽で、危険な投資の場合が多いです
自分の手と頭を使い、無駄な出費を避けましょう。

「お金を払えば人に依頼できることをなぜわざわざ自分でやるのか」という疑問ですが、依頼する内容が自分ではよく分からないことであれば、特に自分で経験しておいた方が良いです

こうして新しい事を知識&経験として学んでおくと、生涯を通じて良いアイディアを思いついたり、潜在的な危険に気付いたりしやすくなります。

逆に、よく分からない事を任せっきりにすると、受託者がおかしな事をしたり、ぼったくられていても気付かない危険があります。

お金を支払って作業を人に依頼する場合、なるべく「自分でもできるけど時間を作りたい場合」になるようにしましょう。

まとめ

  • 学習も実践も同時進行で行なう
  • 最初に具体的な目標と計画を立てる
  • 「分からない」と思ったら、情報収集
  • リスクは避ける

「まずは実践!」の前に、情報収集や、リスクは避ける、だの書くとすごく慎重に見えますが、それで良いのです

実行の前に方向性や手順を確認して、危険を洗い出しているだけで、決してやらない訳じゃないですからね。

以上です。何か1つでも良い情報を提供できたら嬉しいです。

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