コミュ障でも大丈夫!初対面の人とうまく話すコツ

「初対面の人とうまく話すコツはありますか?」とご質問を頂いたので、初対面の相手から好感・親しみを持たれるコミュニケーションについて話します。

特に、「人と話すのが苦手」、「自分は人見知りする」、「我コミュ障」と感じている人に向けて書きます。
ですが、紹介しているコミュニケーションのテクニックは、トークに自信があるセールスマンや経営者でも活かせる内容となっています。

コミュニケーションができなかった私

なぜ私がこれを書けるかというと、私自身、コミュニケーションが全然できなかった状態から、試行錯誤し、失敗と成功から学びながらコミュニケーションの技術を体得したからです。

私は中学と高校の6年間の大部分をネットゲームに費やし、学校の友達とほとんど遊ばなかったゲーマーでした。
大学受験の勉強を契機にゲームをやめて「普通」になろうとしたのですが、最初はコミュニケーションが全くできませんでした。

内向的で人見知りする性格だったので、いつも自分の事で頭がいっぱいで相手の事を全く考えておらず、好きな女の子にLINEを送るとすぐに返信が来なくなり、なんとか人のグループに入ってもぎこちなかったり、空気が読めないイジられキャラにされたり、コミュニケーションができる人間とはほど遠い状態でした。

しかし、コミュニケーションの技術を学び始めることで少しずつ改善し、心理学も学ぶと加速度的にコミュニケーションに関する誤まった認識の訂正と、最も重要なポイントの理解ができました。

今では、仕事においては10〜70代の老若男女ととても良好な関係を構築できて、年齢、性別、趣味、人種(海外でも仕事があります)が全て違う人とも親しくなれるし、良い関係を保ったまま仕事の指示を出したり、問題点を注意したりする事ができます。プライベートでは家族と親しい関係を築き、女性から告白もされるようになりました。

そんな私だからこそ、コミュニケーションに苦労する人の気持ちがよく分かるので、以下ではどうすれば初対面でうまく話せるのか、重要なポイントを説明します。

コミュニケーションは相手中心で考えると非常に楽

コミュニケーションは相手ありきなので、ベストなコミュニケーションの取り方は相手によって違います
なので、誰に対しても同じように話そうとするのは得策ではありません。

内向的な人は自分の事で頭がいっぱいになりやすいのですが、それをやっていまうと相手に注意が向かないため、コミュニケーションでは相手のことが分からずにうまくいかない傾向が高いです。
私も何度も失敗しました。

逆に、相手がどんな人で、何を考えているのか、相手は何が好きなのか、相手の発言の意図は何か、と相手中心で考えるとどんな応答をすれば良いのかが分かるようになってきます。

極端な話ですが、もし相手の心を読む事ができて相手が何を考えているのかが完全に分かれば、どう返答すれば良いのかは想像が付きますよね

現実では毎回完全に相手の心を読む事は不可能ですが、相手に焦点を当てて考えることによって、相手を理解できた分だけそれに近い事ができるようになります。つまり、何を話せば良いのかが分かります。

なので、相手をよく観察し、相手の意図や立場など、相手の事をよく考えましょう。
知識と経験が増えれば増えるほど相手のことがよく分かるようになり、相手が必要としている情報を出したり、相手が喜びそうな話題に持っていったりする事ができます。

ここまでのポイントは、意識の中心を自分でなく相手にするという事です。
相手を意識して会話をするという基本が分かった所で、より具体的な話をしていきます。

「コミュ障」が話せること

自分をコミュ障だと思っている人は、自分は人見知りするし、うまく話す事ができないと思い込みがちですが、ほとんどの自称コミュ障は条件さえ整えば話す事ができます

・3回会う
ある心理実験によると、「人見知りする人」や「内向的な人」は、初めて話す時や2回目に話す時は「人見知りしない人」や「外交的な人」と比べてあまりうまく話せなかったが、3回目からは会話力にあまり差が出なかったそうです。

・趣味の話
オタクと言われる人でも、趣味の話であれば問題なく饒舌にペラペラと話す事ができます
逆に、コミュ力に自信がある人でも、全く知らない話題について自分から話す事はできません。

では、なぜ自称コミュ障の人達は得意な趣味の話をしまくって会話しないのでしょう?

それは、会話において「共感」が重要だと本能的に分かっているからです。
人は共感すると親近感を感じます。
実際、相手が自分と同じ趣味を持っていると分かれば大好きな趣味の話を始めるし、それに共感してもらえたら親近感を感じますよね?
共通の話題が見つかって相手と共感できていると感じると親しみを感じませんか?

このような人間の性質のため、人はなかなか共感できない相手と話すのを苦手に感じます。
自分と相手の年代が違うと共通の話題を見つけ辛くなり、話すのが難しいと感じやすいです。
同様に、趣味一辺倒のオタクは、一般の人との共通会話を見つけ辛いと感じて、コミュニケーションが苦手、と感じます。

では、私はどうやって10〜70代の年齢、性別、趣味、人種(海外でも仕事があります)が違っている人達と親しくなることができたのでしょうか。

私はどうやって、無愛想で周りの人から敬遠されていた40代後半のリトアニア人女性とたった15分で仲良くなったのでしょうか。

今回の、「初対面の人とうまく話すコツはありますか?」という質問のダイレクトな答えになりますが、答えは、自分が話すのではなく「相手に話させること」です。

 

【最重要】相手に話させる

実は、共通の話題が無くても全く問題ありません。
尋問とかでない限り、基本的に人は自分の事について話すのが大好きです。
米ハーバード大学のリサーチによると、自分の事を語る快感はお金をもらう事と同じぐらいの快感を生み出すそうです。

なので、初対面の人とうまく話すコツは、質問を振って、相手に気持ち良く話させる事です。
相手に気持ちよく話してもらうには、相手の好きな話題を振るのが一番簡単です。自分がその事についてほとんど知らなくても、質問を振れば良いのです。

例えば、自己紹介で相手が、「私はM社でITエンジニアをしています」と言えば、ITエンジニアの知識がなくてもその事でいくらでも質問が出きます。

いつから勤めているのか?
エンジニアとして今はどんな仕事をしているのか?
その前はどんな仕事をしていたのか?
どうやってエンジニアの知識を身につけたのか?
エンジニアの勉強のコツは?
最初はどんなプログラムを作ったのか?
今の一番の関心は(仕事の流れで訊いたが、趣味に脱線しても構わない)?

あと、誰にでも訊ける話題もありますね。

家族はいるのか?
何人兄弟か?
どのあたりに住んでいるのか?
休日は何をするのか?恋人はいるのか?
今一番欲しい物は?
旅行に行った事はあるか?

など、いくらでも質問できます。

以前の私のように、「目的のない会話が苦手」という目的志向または理系男子タイプの人は、「そんな事を訊いてどうするの?」と感じてここでひっかかる人もいると思いますが、「相手と仲良くなるのが会話の目的で、その手段としてなるべく気持ちよく相手に話をさせる」と考えればOKです。

あと、質問をすれば、そこから会話を膨らます事ができます。
例えば、相手が「恋人がいる」と答えたら、

どんな人なのか?
どうやって出会ったのか?
その人のどんな所が好きなのか?

などを訊けば良いし、「恋人がいない」と言ったら、

どんな人がタイプなのか?
気になっている人はいるのか?
好きな芸能人は?

などいくらでも会話ができます。

質問する内容の知識がなくても全く問題ありません。
実際、私はテレビを見ないので芸能人をほとんど知りませんが、相手の好きな芸能人を教えてもらったら、その場でグーグルで画像検索して、画像を相手に見せて、

相手が言っているのはこの人で合っているのか?
どんな所が好きなのか?

などを訊いて会話を続ければOKです。
知ったかぶりをする必要はないし、こんな感じで色々な人に質問をしていれば少しずつ知識が増えていきます。

また、相手に話してもらうためのテクニックとして、同じ内容で自分の事を先に話すと相手の話を引き出しやすいです。

例えば、初対面で「◯◯さんのご趣味はなんですか?」と訊くのが少し唐突でぎこちなくなってしまうのであれば、「私は甘いお菓子が大好きで、休日はよくネットで話題のケーキ屋さんに行くのですけれど、◯◯さんは休日はどのようにお過ごしになるのですか?」と訊けば良いです。
外国人と話す時も、「あなたは何人ですか?」と質問するのが唐突になるのであれば、「私は日本出身だけど、あなたはどこの国のご出身ですか?」と訊くと自然に質問できます。

ここまでが一番重要な部分ですが、もう少しだけコミュニケーションのテクについて説明します。

適切なパーソナルスペース

心理学には、「パーソナルスペース」という概念があります。パーソナルスペースとは、他人に近付かれると不快に感じる距離の事で、この距離は相手によって変わります。
通常は、初対面の人とはある程度の距離をおいて会話をしますが、家族や恋人が相手だとより近い距離になります。

このパーソナルスペースは、自分と相手の心理的距離と言われています。
そして、パーソナルスペースを物理的に縮める事によって心の距離も縮める事ができると言われています。
そのため、よくビジネス本や恋愛の本でパーソナルスペースを縮めることで親しくなる事を勧めていますが、これを安易にやってはいけません

警戒している相手のパーソナルスペースに侵入、特に初対面の相手に対してそれをやると、相手を不快にさせてしまいます。
実際にこれを初対面の人見知りする子どもを相手にやると、子供は素直なので一発ですごく嫌がられますよ。

なので、相手ありきのコミュニケーションですから、ここは相手に合わせるのが得策です。相手がこちらと距離を置いている時は、相手に合わせてこちらも適度な距離を取り、会話を盛り上げて少しずつ心理的距離を近づけましょう。

また、自分から相手に近付き過ぎると相手は不快に感じますが、相手から自分に近付いてくるのは問題ありません。これを利用して、チャンスがあれば相手から自分に何かを渡してもらったり、自分のパソコンの画面を見て欲しいと伝えて相手の方から来てもらったりすると、効果的に心理的距離を縮める事ができます。


ところで、よく誤解されますが、初対面の相手と話す時に笑いを取る必要はありません

初対面では通常相手も多少は緊張しているものです。
こういう状況で出る笑いというのは、面白くて笑うのではなく、共通の話題や共感できる事が見つかって、安心して笑みがこぼれるものです。
ジョークは知り合った人とより親しくなったり、コミュニケーションを円満にするのに役立ちますが、ある程度親しくなるまでは控えた方が良いです。

笑みと言えば、よく「笑顔が重要」と言いますが、これは注意が必要です。
初対面での最初の挨拶を笑顔でするのは素晴らしいことです。

しかし、会話が始まったらずっと笑顔でいるのではなく、相手の感情の理解に努め、共感する事が重要です。

想像すればすぐに分かりますが、相手が辛かった話や、苦労した話、とても悲しかった話をしている時に、こちらが笑顔でいるのはマヌケな話です。

実際に心理学の実験で、ずっと笑顔でいる人よりも、一緒に悲しんだり怒ったりと共感を示した人の方が相手から好感を持たれる事が分かっています。

相手が苦労話をしている時、こちらは相手の苦労を想像すれば自然と苦労に共感する顔になる筈です。
このように、やはりコミュニケーションは相手ありきです。

笑顔を頑張るのは最初の挨拶だけで良いです。以後は相手中心のコミュニケーションを展開し、感情も相手に合わせていきましょう。
たったそれだけで、相手から親近感を持たれます。

まとめ

相手中心で考える

・コミュ障の人だって、よく知っている話題なら普通に話せる

【最重要】そもそも自分が積極的に話す必要はない。質問して、相手に話させる事で相手はこちらに親近感を感じる

・質問し辛い時は、先に自分の事を話してから同じ事を相手に質問する

・パーソナルスペースは相手に合わせる。チャンスがあれば相手からこちらに来てもらって縮める

相手の気持ち(感情)を想像して共感する


コミュニケーションにおいて、相手と仲良くなるための一番重要なポイントは、相手中心で考え、相手に質問を振って、相手に話してもらう事です。

これは小手先のテクニックではありません。
相手の事をよく知って、背景も感情も理解することで、初めて相手のリアルな悩みを知って相手の力になったり、相手が思いつかない名案を出したりする事ができます

良いコミュニケーションを学び、人間関係の苦手意識を無くしていきましょう!

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