【欧米、豪、他】世界10カ国に住んだから分かる住みやすい国まとめ

 

  ご質問ありがとうございます。旅した国は20カ国以上、1ヶ月以上住んだ国は10カ国の私が実際に住んで分かった各国の特色と感じた印象をお伝えします。

ヒューストン(アメリカ)

  「アメリカ」は非常に広く、ハワイとニューヨークだと環境が違いすぎます。同じように語るのは不適切だし、今回は実際に私が住んだヒューストンについてお伝えします。

  ヒューストンはアメリカのテキサス州にある街です。テキサス州がどこだか分からない人は、「アメリカの真ん中の下」だと思って頂ければOKです。

  テキサス州というとニューヨークと違って田舎のイメージが強い場所ですが、アメリカで四番目に大きい街です。とはいえ、東京やニューヨークのような都会ではなく、高層ビルが少ない広大な地方都市という雰囲気です。私が住んでいたのはヒューストンの中心地(ダウンタウン)から車で1時間ほど離れた住宅街だったので郊外でした。

  ヒューストンには約7年間住んでいましたが、とても住みやすい所でした。品揃えが豊富な巨大なショッピングモールやスーパーマーケットがあり、レストランの種類も豊富で、プール、テニスコート、ボーリング場、レーザータグ、巨大な映画館などレジャー施設も多かったです。郊外に住んでいましたが、1時間かけてダウンタウンまで行く必要はほとんどありませんでした。

  アメリカらしいところは、16歳から車の免許を取ることができるので、当時学生だった私は車を運転して高校に通学していました。住宅地では家と家の間が充分に離れているので、吹奏楽部でトランペットをやっていた私は練習し放題で嬉しかったです。

  大量生産の国アメリカだけあって、生活必需品やファーストフードの価格は非常に安かった。飲み物はほとんどのレストランで飲み放題、ポテトのSサイズが日本のLサイズよりも大きい国なので、大食いでも大家族でも安心です。家も非常に大きく、住むには非常に良い環境です。

  アメリカで怖いのはやはり銃犯罪ですよね。私は銃犯罪に巻き込まれたことはありませんが、高校時代に、学校に銃を持ち込んで、その事を自慢していたら学校に常駐していた警察官に逮捕されたというバカがいた話を他の生徒から聞きました。

  たしかに銃犯罪は怖いのですが、巻き込まれる可能性は低いです。どちらかと言えば、実際に起こる確率が高そうな交通事故が怖いですね。車の制限速度が日本よりもかなり高いので自動車事故の被害は大きいです。なので、車はある程度は安全性が高い車を購入することをオススメします。

  ところで、都会の生活に憧れる人は多いのですが、都会は犯罪も多いです。ヒューストンの場合、郊外はダウンタウンよりも犯罪が10倍以上少ないそうです。(郊外に住んでいて良かった…)移住を検討している方は、居住候補地の犯罪頻度を調べておくのは良いアイデアですね。

  ヒューストンに限った話ではありませんが、アメリカに住んでいるとアメリカ国内やアメリカ大陸の国へ気軽に旅行に行ける点も魅力的です。私も実際にヒューストン滞在中にサンフランシスコ、ラスベガス、コロラド、ソルトレイクシティ、ニューオーリンズ、ニューヨーク、ボストン、フロリダ、カナダ、メキシコ、バハマに行っています。

  少し脱線しますが、最後にアメリカらしい(?)出来事を1つ。高校で私のスピーチの授業の先生だった人がある日突然学校に来なくなり、1週間スピーチの授業が自習になったことがありました。翌週から別の先生に変わったのですが、噂によるとスピーチの先生だった人はホモセクシュアルで、男子生徒にキスをしてクビになったとか…((((;゚Д゚)))) イタリア系の先生でしたが、狙われたのが私じゃなくて本当に良かったです(笑)

 

オーストラリア

  オーストラリアのクイーンズランド州にあるゴールドコーストに2年半ほど住んでいたことがあります。ゴールドコースト以外にもブリスベン、シドニー、ケアンズ、ダーウィン、タスマニアにも短期で行っています。

  ゴールドコーストは気候が非常に良く、先進国なので必要な物品を揃えやすくて住みやすいです。車で1時間ほど北に移動すればオーストラリアで3番目に大きい都市、ブリスベンがありますが、ゴールドコーストだけで充分快適に生活できる環境です。銃が流通しておらず、治安はアメリカ以上に良好です。世界の富裕層の移住先としても有名で、明石家さんまさんやジャッキー・チェンさんの別荘もあります

ゴールドコーストにある、かつての世界で最も高いタワーマンション「Q1」で撮った写真

  オーストラリアの欠点は、アメリカと違って物価が非常に高い点です。水のボトルや卵などの日用品や電気代など、あらゆる物品が高価で、物価は日本の1.3倍〜2倍です。オーストラリアでの収入がある人、お金に余裕がある人は良いのですが、そうでない人は物価の高さがネックになるでしょう。

  オーストラリアはコアラやカンガルーがいて暖かいイメージが強い国ですが、実は寒い地域が多く、シドニーやタスマニアはかなり寒いです。タスマニアに至っては野生のペンギンがいます。私は行ったことがありませんが、寒かったシドニーよりも更に南に位置するメルボルンも非常に寒いはずです。

タスマニア。寒いです

  逆に、北に位置するダーウィンはかなり温かいです。東京と比べると湿度が控えめなので、じめじめしていなくて良い感じの暑さです。寒いのが苦手な人には素晴らしい環境です。ダーウィンの欠点は、街がかなり小さいため、ヒューストンの郊外やゴールドコーストと違って買い物が不便で、レジャーも非常に少ない点です。短期ならともかく長く住むには不向きな場所だと言えるでしょう。

ニュージーランド

オークランド。写真だと大きく見えますが、日本人の感覚だとかなり小さい町です

  ニュージーランド最大の都市であるオークランドに2ヶ月ほど住んでいました。ニュージーランドはオーストラリア同様に物価が高く、スーパーやショッピングモールはあまり充実しておらず、都会的レジャーも非常に少ないので、都会での生活が好きな人には不向きです。

  ニュージーランドは豊かな自然で有名なのでドライブが好きな人、自然を探索したい人には良いと思います。英語が通じるのも非常に良いポイントです。

  以上です。ニュージーランドだけ説明がかなり短くて雑になってしまいましたが、これは既に説明した通り都会としてはオススメでなく、仕事で行ったために都市部以外の探索に行けなかったからです…( ´・ω・`)

フランス

フランスは首都のパリと、海岸沿いの街であるニースに合わせて2ヶ月ほど住んでいました。

パリ

ベルサイユ宮殿の入り口。宮殿全体はものすごく広かった

  パリは良くも悪くも都会的です。あらゆる面が東京とよく似ていると言えますが、東京と比べると少し不便です。まず、これまでに紹介したアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドと違って英語圏ではないので、英語があまり通じません。観光ならともかく、住むならフランス語を勉強しないと不便に感じるでしょう。また、電車は東京ほど発達しておらず、車を使うには駐車場が非常に狭い上に道が混みます。治安も東京のように良くはないので、東京と比べると暮らしにくいと感じます。

  食事はレストランもスーパーの食材も諸外国と比べると間違いなく美味しいです。ただ、食事は日本も非常にレベルが高いので、日本人にとってはフランス料理の修行がしたい人でなければ食事を理由に移住することにはならないでしょうが、もし住むことになったら嬉しい限りです。

  物価は日本よりも全体的に少し高いですが、オーストラリアよりはマシです。

  パリは無愛想かつ不親切な人が多いです。日本で過ごすのと同じ気持ちで行くと、主に接客業で嫌な印象を受けるでしょう。

  パリの魅力は絵に書いたようなヨーロッパらしい雰囲気の街並み、美しい建造物、豊富な観光地です。更に、パリの空港はハブになっているので、ヨーロッパの多くの都市への直行便がある点も魅力的です。パリが持つの独特な雰囲気が好きな人にオススメです。

ニース

  ニースはフランスの海岸沿いにある街です。海のある街の景色は非常に美しいです。ビーチが有名ですが、オーストラリアのゴールドコーストと比べるとやや汚く、気候は夏でも少し寒いので、もし移住がマリンスポーツ目当てならばあまりオススメできません。

ニースのホテルから撮影した海岸沿いの道

パリと同じフランスなので、物価や食事の環境はパリと似たような感じで、ニースからはモナコ公国まで車で40分、電車で20分で行くことができます。

モナコは東京ドーム4個分ぐらいの大きさの小さな国です。いわゆるミニ国家ですが、税金対策やヨーロッパへの移住目的で世界中のお金持ちが集まっています

モナコには2泊滞在しましたが、ミニ国家では見ないような超高級ホテルが複数あり、ロールスロイスやベントレー、フェラーリなどの超高級車が多く走っていました。

海沿いの街並みは美しかったです。レースゲームで「コート・ダジュール」を走ったことがある人は、そのコースをリアルでドライブできます。初めて走った道なのにデジャブ感がすごかったです。

モナコの超高級ホテル。一泊10万円弱…/(^o^)\

マルタ

  マルタはイタリアのすぐ南にある小さな島国です。国家全体が東京23区の半分ぐらいの大きさです。滞在したのは夏に1ヶ月ほどです。夏は気持ちの良い暑さで、海やプールが非常に快適でした。海は透明度が高くて非常に綺麗で、沢山の魚が泳いでいました。また、ヨーロッパの中では比較的英語が通じやすかった点も高評価です。

  マルタの魅力は歴史がそのまま残っている町並みです。パリやローマでさえ、観光地以外はコンクリートで近代化され、東京の郊外のような世界のどこにでもあるような町並みになっています。しかし、マルタでは都市化されていないヨーロッパの昔の町並みが国中でそのまま残っているので、ドライブしているだけでも本当に楽しい国です。中でも国の中心であり、かつては「砦都市」だったバレッタは、戦争の歴史が街中のいたるところに残っていて、町全体がUNESCOから世界遺産に指定されています。

バレッタの一角。マルタの雰囲気が伝わりますように

  富裕層向けの情報ですが、マルタは小国ながらEU加盟国です。そのため、マルタのパスポートを取得するとEU加盟国のどこにでも自由に住めるようになります。ここでは詳しくは語りませんが、投資ビザもあり、海外移住や資産フライトを検討している富裕層であれば調べる価値がある国です。

  富裕層向けの情報ですが、マルタは小国ながらEU加盟国です。そのため、マルタのパスポートを取得するとEU加盟国のどこにでも自由に住めるようになります。ここでは詳しくは語りませんが、投資ビザもあり、海外移住や資産フライトを検討している富裕層であれば調べる価値がある国です。

  移住するのは難しい国ですが、マルタは私のイチオシで、ヨーロッパ観光の際は是非とも行って欲しい国です。

アイルランド

  アイルランドにも2年弱住みました。アイルランドはイギリスの西にある国でヨーロッパの最西端に位置します。北海道よりも小さな国ですが、歴史ある国なのであちこちに世界遺産や昔のお城などの名所が残っています。ドライブや古い建造物が好きな人には楽しい国です。

観光したお城。非常に小さな窓は戦闘を想定している事を示しており、砦の役割も果たしている

  アイルランドはヨーロッパでも特に治安が良く、人も優しいのが特徴です。また、イギリスを除くとEU加盟国唯一の英語圏で、英語が通じる点も便利です。

  アイルランドは他のヨーロッパ諸国同様、物価は日本よりも少し高めです。また、レジャー施設に乏しく、お店も少なめです。都会的な暮らしを求める人には不向きだと言えます。

  余談ですが、ビジネス的な面ではアイルランドは法人税が非常に安く、グーグルやヤフーやアップルやインテルなど、非常に多くの世界的有名企業がアイルランドに本社を置いています。

マレーシア

  マレーシアは小金持ちや年金生活者の移住先として近年注目を集めている国です。外国人が比較的少額の投資で永住ビザを取得可能で、生活費が日本と比べて安いからです。マレーシアには1年ほど住みました。

  物価は本当に安く、現地人と同じ生活レベルならば物価は1/3程度、日本と同程度の暮らしをするなら物価は2/3〜3/4程度、日本で暮らすのと同じだけお金を出すなら高級タワーマンションに住んで、メイドさんを雇い、高級料理を頻繁に食べることができます。

タワーマンションの屋上のプールから撮影した首都、クアラルンプール

  マレーシアの市民はマレー人、中国人、インド人が中心で、そこに世界中からの移住者や駐在員が加わった人口構成となっているため、非常に多くの人種を見かけます。マレーシアはイスラム系の国家なので、中東からの移住者や観光客が西洋諸国よりも多いです。

  世界中から移住者を集めているため、インターナショナルスクールが多いです。しかし、学費が安い学校では質の低い教員が多く、質の高い教員が在籍するインターナショナルスクールは学費が高い傾向が見られます。子供をインターナショナルスクールに通わせる予定がある方は、安い学費だけに釣られずに各学校を詳しく調べることをオススメします。

  マレーシアの注意点は、イスラム国家なので法律が西洋諸国と全く異なる点です。日本やアメリカ、イギリスやオーストラリア等の国はそれなりに似たような法律制度です。しかし、マレーシアでは西洋諸国では考えもしないような驚く法律があるため、長く暮らすとなると注意が必要です。
  法律だけでなく、市民の文化や価値観にも大きな違いがあります。
  また、突如スモッグが発生し、1日外に出られないほど酷い状態になることがありました。

  物価が安くて永住権が取りやすいからといって、よく調べずに移住すると後悔します。マレーシアが気になっている方は、まずは1〜3ヶ月住んでみて、それから判断するのがオススメです。

トンガ王国

  トンガはオーストラリアとニュージーランドの北東にある島国です。人口はわずか10万人で、信号機が1つもない発展途上国の中の発展途上国です。トンガでは約2年間ビジネスに関わっていましたが、遠隔で仕事をしていたので住んでいたのは数ヶ月です。

トンガの一般的な家の雰囲気

  太平洋諸国の中では珍しい「王国」で、非常に小さい国であるにもかかわらず日本大使館があり、天皇陛下もたまに訪れる国です。また、英語が公用語なので、英語がかなり通じます

  国中にカフェが数えられるほどしかなく、いわゆる「発展途上国」と比較してもかなり遅れています。国で最も高い建物はわずか5階建てで、実はそこに日本大使館があります。不動産は非常に安いのですが、輸入に頼っている国なので物価は意外と高いです。

  インターネットは通っていますが、回線が悪い上に値段が非常に高いです。スカイプ通話やメール程度であればあまり問題ありません。しかし、大容量ファイルを取り扱うには不適切な環境なので、例えばユーチューバーの人はまともに仕事ができない可能性が高いです。

  工場が非常に少ない国なので、環境汚染が進んでいない海は非常に綺麗です。海で泳いだり、ダイビングが好きな方には非常にオススメです。

  私は仕事があったので数ヶ月ほど滞在しましたが、長く住むというよりは観光や短期滞在に向いている国だと感じます。

国際シンポジウムで日本の大使やトンガの外務大臣の前でスピーチしました

日本

  「住みやすい国」という観点では、言葉の壁を抜きにしても日本が一番住みやすいです。食べ物はさほど高くないし、電気代やインターネット、電車代等も比較的安いです。東京の不動産は高いですが、都市部から離れれば一気に安くなります。サービス水準は世界一で、あらゆる場所が他国と比べて綺麗です。

  逆にダメだと思う点をあげていくと、まず英語教育がイマイチです。日本の学校で英語を身につけるのは困難で、家庭教師や英会話塾に通っても難しいです。日本で子供に本格的な英語力を身につけさせようと思ったらインターナショナルスクールに通わせるか、外国人の母親がいつも英語で子供に接する必要があります。あるいは、子供を高校から英語圏の学校に留学させるのが良い方法です(この方法だと「日本に住む」という前提が崩れますが)。
  もし子供を帰国子女にする事を考えるのであれば、こちらの記事が参考になると思います。

  働く国として見ると、サービス残業の蔓延が恐ろしく酷いです。働く会社はよく選ばなければいけません。所得税が高いのもマイナス点です。
  経営者目線だと、日本全体の市場は依然として大きいものの、法人税が非常に高い点が非常にビジネス環境を悪くしています。

まとめ

以上、「【欧米、豪、他】世界10カ国に住んだから分かる住みやすい国まとめ」でした!いかがでしたか?

  気になった国や都市があれば、まずは行ってみて雰囲気を実際に感じてみましょう。本気で住むことを考えるなら、まずは観光、観光して気に入ったら数ヶ月住んでみる、数ヶ月住んで気に入ったら移住、のように段階を踏むのがオススメです。

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参考資料

The huge difference in safety between Friendswood and Houston

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