男女の友情はありか?なしか?

質問箱で頂いたテーマについて記述します!

「男女の友情はありか?なしか?」

個人的には

即答するなら、男女の友情はアリです。

誰だって、全ての異性を恋愛対象として見ているわけではありません。

しかし、同性の友達と同じように一緒に遊んだり、勉強したり、企画をやったりして共に楽しい時間を過ごす事はできるし、お互いの事を気遣う恋人でない異性がいるのであれば、それは男女の友情と呼べるのではないでしょうか。

もし一方がもう一方の事を恋愛対象だと思っていても、相手がそう思っていないのであれば、恋愛は成立しません。
恋愛対象だと見ている側は、恋愛に発展させるか、恋愛感情を押し殺して友人関係を続けるか、絶縁するかになります。

実際、友情関係が恋愛感情に発展するケースもよく見られます。
男女の友情はアリだと言いましたが、「最初は友人関係だったけれど、ある日恋愛関係に発展した」という事はよくあります

逆に考えてみて下さい。「お互いの事を知る前から、いきなり相思相愛」なんてケース、滅多にないと思いませんか?

ほとんどの恋愛はやはり友情関係から始まり、早い人はそこから1日、遅い人は何年も後になって恋愛に発展するのではないでしょうか。

友人関係と似たケースで、職場恋愛でもそのようなケースが非常に多いと思います。

心理学的にはどうなのか

ペンシルバニア州立大学のマリッサ・ハリソン教授の研究によると、男性の方が恋に落ちやすく、女性の方が恋に対して慎重な傾向がある事が分かっています。

つまり男女の友情において、「男性側は機会があれば恋愛に発展させたいと思っていて、女性側は特にそう思っていないケース」がよくあるという事です。

ある心理学者は、「一方が相手を恋愛対象としてみていると、友情関係が長続きし辛くなる」と言っていました。

これは心理学でいう「返報性の原理」と「認知的不協和」で説明できます。

返報性の原理は、人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くことです。
人から親切にされたり、物をもらったりしたらお礼をしたくなりますよね。その感情が沸く原理のことです。

同様に、異性から好意をもたれると、自分も好意を返したくなります。

しかし、好意をもってくれた相手のことを恋愛対象として見ていなかったらどうなるでしょうか?

認知的不協和は、人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語です。

恋愛対象として見ていなかった異性から好意をもたれると、人は好意を好意で返したいという気持ちと、相手の事を特に好いていないという気持ちが共存しますが、この2つは矛盾するので、不快感を覚えます。

その結果、相手のことを好きになるか、相手と距離をおいて相手の恋愛感情を回避することによって、人は矛盾による不快感を解消しようとします。

あるいは、「絶縁はしたくない」という人が、矛盾による心理的な不快感を抱えたまま友情関係を続けることもよくあります。

男女の友情は「なし」の意見

男女の友情を続けていれば、最初は友情だと思っていても、どこかの段階でどちらか一方が恋愛感情を持つ

April Masini

なんていう主張もありました。

たしかに、単純接触効果と言って、人間は何度も会うとそれだけで相手に好感を持つという性質があります。

これはザイアンスの法則とも呼ばれており、7回ぐらい会うと最初の頃よりもかなり好感度が上がります。

私個人的には、何度会っても恋愛感情を抱かない異性もいると思うので、「どこかの段階でどちらか一方が恋愛感情を持つ」という主張には賛成していません。

また、恋人がいる人なのに、恋人でない人の事が気になる事だってあります。

例えば、恋人がいるのに職場の異性を好きになってしまったとしましょう。
この時、必ず職場の異性と恋人になるか、あるいは絶縁しなければならないかと言われたら、そうではないですよね

選択は本人の自由ですが、恋人を愛し続け、職場の異性への好意を押し殺して仕事を続ける人だっていますよね。
同じ事が職場でなく友達関係でも起こり得ると思いますが、この場合は友情が続いていると言って良いのではないでしょうか。

一方は友情関係だと思っていて、もう一方が恋愛感情を抱いていながらもこれを押し殺して友達関係を続けているのを友情と言って良いのかどうかは友情の定義次第になりますが…

個人的には、恋愛感情を抱きながらもそれを押し殺している状態は、「友情関係を選択している状態」だと思うので、やはり男女の友情はありだと思っています。

もし論理的に議論するなら

就活の時に、グループディスカッション選考のテーマとして、「合コンの必勝法を考案せよ」という課題を出された事があります。

そんな感じで今回の男女の友情をテーマに論理的な議論をするなら、まずは質問の意図の明確化と、抽象的な「友情」、「友達」、「恋愛」、「恋人」の定義をはっきりさせます。

次に、定義した「友情」と「友達」に当てはまり、かつ「恋愛」と「恋人」に当てはまらない異性との関係が成立するかを議論し、強く主張できればYES、現実的にあり得なさそうなぐらい厳しそうならNO。簡単です。

「不可能ではないが非常に厳しい」とか、「全ての異性を恋愛対象として見る人はNO、そうでない人はあり得る」みたいな結論になってもOKです。

こういう議論の仕方は一見すると論理的なようで、実際には友情、友達、恋愛、恋人の定義をどうするかによって結論が簡単に変わるので、現実離れしがちであまり好きではありません。

議論に慣れてくると、「論理的に決めているのではなくて、感情を論理で武装しているだけなんだな」と思います。

終わりに

恋は急に落ちるものだから、友人と思っていた異性をある日突然好きになる事だってあります。
私達にはそれをコントロールする事はできませんが、相手に恋愛感情を抱いていても、一線を越えるか、越えないかを私達は選ぶ事ができます

ある特定の異性との関係を恋愛でなく友情と言って良いのか、そうでないのか、の鍵となるのは、「2人が一線を越えるか、越えないか」ではないでしょうか。

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