新しい事を覚えると嬉しいのはなぜ?脳科学から学ぶ記憶力アップとうつ病対策!

「最近はまっていることは何ですか?」というご質問を頂きました。

最近は、ウェブサイトの作りにはまっています

HTML、CSS、Java Script等の基本を学んだことがなかったので、ウェブサイトを作る過程で新しい事を沢山学べるのはとても面白いです。

ところで、新しい事を覚えると嬉しい気分になりませんか

なぜ新しいことを学ぶと良い気分になるのか、脳科学の観点から紐解いて見ましょう

なぜ新しいことを学ぶと良い気分になるのか?

なぜ新しいことを学ぶと良い気分になるのか?

新しいことは、脳内の「気分」をつかさどっている「海馬」を活性化させるからです。

青い部分が海馬です。遊☆戯☆王の社長キャラは関係ありません

実は、海馬は脳の中でも極めて重要な「脳細胞を生成する部位」であり、なんと大人でも毎日700個の新しい脳細胞が海馬で生成されています。

その海馬を脳科学者がMRIで観察した結果、脳は好きなもの以上に新しいものに強く反応するそうです。※

※【MRI】核磁気共鳴画像法。レントゲンよりも精密で、別アプローチのスキャン情報が必要な時に行なわれる検査の1つ

また、海馬は「気分」の他に、「記憶」も担っている部位です。

海馬を活性化させるメリット

海馬は、「気分」と「記憶」を担っています。

ここでいう記憶は範囲が広く、思い出だけでなく勉強や知識も当然含むし、更にはスポーツや技能の学習にも関わっています。

海馬を活性化させると脳細胞が増え、気分が良くなり、記憶力も向上します。

さらに、ストレスコントロール能力も上がります。気分が良ければ、ストレスをチャレンジと受け止めやすくなるからでしょう。

反対に、気分が下がった状態、特に鬱(うつ)状態では、生成される脳細胞の数が減ってしまいます。これは望ましくありません。

繰り返しになりますが、新しいことは、脳細胞の生成を促します。脳が新しいことをするために脳細胞の生成量を増やすというのは筋が通っていますよね。

つまり、新しいことを積極的に経験することは鬱対策になります

また、新しくて好ましい経験をするとドーパミンが分泌されます。ドーパミンには、気持ちを楽しくする効果があり、さらにそれを繰り返したくなるようにする効果があります。

新しいことを体験すると充実した気分になるのは、こんな風に脳内で気分が高揚する措置が行なわれていたからでした!

新しい知識やスキルの取得に活かす!

脳の海馬は新しいものを見ると活性化しますが、見慣れてくるにつれて活性度が下がっていきます。

ある研究では、脳は新しいものを見てから約30分間シナプスを繋ぐ能力が向上します。シナプスは脳細胞と脳細胞をつなげる重要な器官です。

新しい事を覚える際に、脳は新しい細胞を既存の脳細胞とつなげようとします。「新しいもの効果」によるシナプスを繋ぐ能力を活かすには、既に知っている事に少量の新しいことを混ぜて学ぶのが効果的です

ある実験では、こうすることによって、単純に既に学んでいる事を復習するよりも記憶能力が19%も向上したそうです。

学習内容に変化をつけるのが難しければ、普段あまり行かない場所に行ってみるのがオススメです。

勉強ならば場所や机を変えてみる、スポーツならば新しい練習場に行ってみるだけでも脳への刺激になります。

脳細胞の生成を増やす行動と、減らす行動

実は、新しいことに触れる以外にも、海馬を活性化させ、脳細胞の生成を増やす方法が結構沢山ある事が分かりました。

1つ目は、運動です。ラットを使った実験の結果分かったことなので、人間の場合は具体的にどのような運動が良いのかはまだ科学的に明らかにされていません。しかし、脳に適度な刺激があること、脳に酸素を送る血液の循環を良くすることの重要性を踏まえると、おそらく激し過ぎない有酸素運動が良いでしょう。

2つ目は、食事の改善です。具体的には、食べすぎないこと、間食をしないこと、そしてよく噛むことです。

3つ目は、アルコールの節制です。アルコールの摂取は脳細胞の生成量を減らしてしまいます。なお、赤ワインやアーモンドに含まれるレスベラトロールには脳細胞の生成量を増やす効果があるそうなので、アルコールを選ぶなら赤ワインが一番海馬には優しいかもしれません。

4つ目は、ストレスは減らすことです。ストレスを減らすには、ストレスを抱え込まないこと、よく笑うこと、よく寝ることが重要です。

ちなみに5つ目は、よく寝ることです。睡眠不足も脳細胞の生成量を減らしてしまいます。

最後に、性行為です。更に、性行為の際に分泌される体液には気分を向上させ、鬱病を防止する作用があることが分かっています。しかし、避妊の管理は自己責任でお願い致します。

新しいことに触れることに加え、これら6つの事が脳細胞の生成を介して、記憶力と気分とストレスコントロール能力を高めます

反対に、アルツハイマー、痴呆症、鬱病になりたい人は、なるべく新しいことを避け、運動をせず、腹いっぱいに食べて、間食して、柔らかいものばかり食べて、アルコールを飲みまくり、ストレスを抱え、慢性的な寝不足を放置し、性行為をしなければ良いということです。

まとめ

・新しいことは、脳の「気分」を担当する海馬を活性化させるから気分を良くする

・海馬を活性化させると脳細胞が増え、気分が良くなり(鬱対策にもなる)、記憶力も向上する

・学習の際は、新しいことと知っていることを適度に混ぜると効率が大幅にアップ

・新しい事をする以外にも、生活習慣の改善(食事の改善、運動など)によって海馬を活性化できる

新しいこと、生活習慣の改善を意識して、効果的に学びながら気持ち良い日々を過ごしましょう!

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