恋愛のドキドキ状態を科学する!生物学的な仕組みと、仕事や勉強への影響を調べてみた

本日の質問と回答はこちら!

これは2月14日のバレンタイン・デーの前に頂いた質問ですね。

質問は先着順に回答しているので、ご回答が遅くなってしまって申し訳ありません。

そうですね、バレンタインは女性目線なら、本命チョコを渡そうと思っている相手がいればドキドキしますよね。

男性目線なら、チョコをもらいたい相手がいて、もらえることを期待するとドキドキしますよね。

つまり、好きな人の事を考えるからドキドキします

今日は、このドキドキ状態についてもう少し掘り下げてみます( ・∇・)

恋をすると脳内で起こること

恋をしている時の脳の状態をMRIで調べた結果、脳内では快楽物質であるドーパミンノルアドレナリンが分泌される事が分かりました。
気持ちが良くなり、鼓動が速くなり、好きな相手と一緒にいたい気持ちが強くなります

緊張するのはストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されるからです。

そして、幸せホルモンであるオキシトシンが分泌されるため、脳は快感を感じるハードルが非常に低くなります
この状態では世の中が楽しく感じられ、幸せな気分になります。

更に、感情ホルモンであるセロトニンの値が下がるため、感情の制御が難しくなります
大抵の場合、好きな相手を求めるようになります。

また、女性の場合は男性ホルモンであるテストステロン値が上がるので積極的になります。

一方、男性の場合はテストステロン値が下がるため、受動的になるそうです。

さて、これを初めて読んだ時、「え、それ本当に?」って思いました。
だって、男性が恋をしたら、好きな相手の気を引こうとして積極的になる気がしませんか?

というわけで、もう少し調べてみました。

性的な活動はテストステロン値を上げる。
男性は女性から能力を認められるとテストステロン値が上がる。

更に調べてみました。

恋人がいない男性と、付き合って12ヶ月以内の恋人がいる男性のテストステロン値は高め。
付き合って12ヶ月以上の恋人がいる男性と既婚の男性のテストステロン値は低め。

なるほど、つまり既婚者や恋人と長期的な恋愛をしている人のテストステロン値は低めだが、恋をし始めた人と、恋人が出来てから間もない(12ヶ月以内程度の)人は積極的な傾向が高い、という事ですね。

恋をすると勉強や仕事がはかどる?

これについては、肯定的な意見と否定的な意見が見られました。

肯定派の意見

あるコンテンツでは、「恋をして世の中が楽しく感じられる現象を利用すれば、勉強や仕事を楽しく処置する事ができる」と書かれていました。

好きな人の写真を見るだけで脳内でドーパミンが分泌されることが分かっているので、理論的には、好きな人の写真を見て脳をドキドキ状態になれば、幸福のハードルが下がり、普段ならあまり乗り気がしないような事だってさほど嫌にならずに乗り切れる、とか。

言われてみれば、好きな人が近くにいると良い所を見せたくなって、普段なら「つまらない仕事」とか、「勉強が面倒…」とか感じるようなことでも、そんな気持ちを忘れて張り切っちゃいそうです。

また、人のモチベーションには目的が大きく関わっています

例えば、最低限の収入だけを得て、特に目的の無い怠惰な生活を送っている人は、外的要因が加わらなければそのままの生活を続けます(これが悪いという意味ではありません)。

しかし、その人に恋人ができると、デート費用やプレゼント費用を捻出したくなります。
つまり、「恋人のための収入を増やす」という目的が出来ることによってモチベーションが生まれ、行動が変わります。

もし、その後結婚して子供ができれば、今度は養育費や教育費を稼ぐ事も考えます。
同様に、新たな目的ができる事によってモチベーションが生まれ、行動が変わります。

こんな風に、人は目的ができればモチベーションが生まれます
モチベーションが生まれるということは、行動する力が湧いてくるわけですから、恋は仕事や勉強をはかどらせる力になり得るかもしれません。

更に、好きな異性の事を考えると脳内でドーパミンが分泌されますが、ドーパミンには記憶力を高める作用があります

ドーパミンの分泌によって記憶力が高まるのであれば、勉強にも利用できるかもしれません。           

否定派の意見

一方で、好きな人の事を意識すると、気が逸れてしまい、仕事や勉強にむしろ集中できなくなるような気もします

特に、「完全に集中している時・没頭している時」を基準にした場合、集中力が下がる気しかしません

とある記事では、「魅力的な女性がいると、男はその女性の気を引くために集中力を使ってしまう」と書かれていました。

男性なら、少なくとも一度ぐらいはそんな経験した事があるのではないでしょうか。

また、ドキドキしている状態は緊張状態です。
適度な緊張であれば集中力が上がる場合があります。
しかし、緊張が強すぎる状態だと思考停止して目の前が真っ白になりそうです

「恋をすると感情の制御を担うセロトニン値が下がる」と書きましたが、セロトニン値が下がると感情が不安定になる事に加え、幸福感が下がり、恋人に会いたくなります

更に、脳の扁桃体や、重要な判断をする前頭前野が正常に機能しなくなるので、判断力が落ちます
オランダのレイデン大学の研究によると、この状態では認知能力も落ちるそうです。

双方の意見をまとめると

これまでの話を整理すると、恋をするとあらゆる事がハッピーに感じやすくなり、恋に伴う目的が生じる事によって新しい活動のためのモチベーションが生まれます

一方で、行動する時の集中力、判断力、認知能力は落ちます

この事から、好きな異性と一緒、あるいは好きな異性の写真を見てから仕事や勉強に取り組むメソッドは:

1 集中力を要する仕事や勉強には向かない
特に、新しい事、複雑な事、思考を要する事とは相性が悪いです。

2 単純作業や、やり慣れている事、雑務など、集中力や思考力をさほど必要としない事をこなす時はアリ
恋人と一緒に行なったり、恋人が一緒にいなければ写真を見たり、通話したりしながら作業に取り組むことによって、苦痛を和らげる事ができる。

というのが妥当な結論かと思います。

受験生や資格の勉強をしている社会人は、勉強する時だけは異性の事を忘れ、スマホを完全に遠ざけた方が試験に合格する可能性が高くなりそうです。

まとめ

・バレンタインが近付くとドキドキするのは、好きな人の事を考えるから

・科学的には、非常に多くの脳内物質やホルモンが分泌される事によってドキドキ感やその他の気持ちが起こる

・恋のドキドキ感は、集中力を要する仕事や勉強との相性が悪い。

・単純作業や、やり慣れている事、雑務など、集中力や判断力、思考力をさほど必要としない事をこなす時に恋のドキドキ感を利用し、気持ち良くこなすのはアリ。

いかがでしたか?

「面白い」、「参考になった」と思ってもらえることが1つでもあれば嬉しいです。

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