【裏技あり】海外移住・海外ノマドで引っかかるビザ問題の解決方法

本記事は以下のどれかに当てはまる人にオススメです。

  • 海外移住に興味がある人
  • 海外で働くノマドワーカーに興味がある人
  • 外国のビザについて知りたい人

本記事を書く理由

  私は世界21カ国を旅し、人生の半分を海外で過ごしました。だから、海外滞在時のルールについては人一倍詳しいです。ビザの種類やビザの取り方についての知識があり、ビザ取得手続きの流れも理解しています。ビザ審査に通った経験も拒否された経験もあり、国から歓迎されるビザ申請と嫌われるビザ申請の違いについても分かります。本記事ではこの経験を活かして、海外移住や海外でのリモートワークを検討している人向けにビザに関する基礎知識をお伝えします。

観光ビザで滞在する方法

滞在は通常は3ヶ月まで

  通常1回の訪問で3ヶ月までしか外国に滞在できません。「3ヶ月まで」と書きましたが、これは「3ヶ月まで」に設定している国が最も多いというだけで、実際は国によってこの3ヶ月が1ヶ月しかない場合、45日の場合などがあります。また、短期滞在でも事前にビザの申請手続きが必要な国(アメリカやオーストラリアなど)もあります。渡航前に必ず調べておきましょう。

  観光ビザでは就労が禁止されています。しかし、日本の仕事を遠隔からやるのは問題ありません。滞在先の国でお金をもらう(=収入を得る)ことがなければ基本的にセーフです。

【裏技1】ビザラン

   ビザランとは、観光ビザでの滞在期限が迫ったら一度出国して再度入国し直すことで約3ヶ月の滞在期間をリセットし、長期滞在のビザなしで1つの国に長期滞在するテクニックです。次のようなイメージです。

・外国Aに3ヶ月弱滞在

・外国Bへ

・外国Aに3ヶ月弱滞在

・外国Bへ(外国Aから出国さえすれば行き先はどこでもよい)

・外国Aへ

(これを繰り返す)

  ただし、このテクニックにはリスクが伴います。入国審査官から見れば、観光目的ではなくビザなしで住み続けようと目論んでいる人に見えるからです。

  もし一度でも入国拒否されると、その記録はパスポートに残り、以後の入国審査が全て厳しくなります。海外移住希望者や海外ノマドワーカーは絶対にこれを避けたいので、入国審査は常に慎重に行きましょう(ココ重要)。「前回は大丈夫だった」、「知り合いは大丈夫だった」、などの理由で安易にリスクを取らないことを勧めます。入国審査は入国拒否と隣合わせ。慣れた人でも超慎重に。

  入国審査官が見ている入国審査のポイント、入国拒否の恐ろしいデメリット、入国審査のコツや裏技については下記が参考になると思います。

【裏技2】ビザランの発展型

  ビザランの発展型として効果的なテクニックがあります。滞在先の国を増やすことです。以下のようなイメージです。

・外国Aに3ヶ月弱滞在

・外国Bに3ヶ月弱滞在

・外国Cに3ヶ月弱滞在

・外国Aに3ヶ月弱滞在
(出国から再入国まで6ヶ月弱経っているため安全性が高い)

・外国Bに3ヶ月弱滞在

・外国Cに3ヶ月弱滞在

・外国Aに3ヶ月弱滞在

(これを繰り返す)

  このように出国から再入国までの期間を空けることによって入国審査を安全にすることが出来ます。ローテーションに入れる国を更にもう1カ国増やして4カ国にした場合、出国から再入国までに9ヶ月弱も空きます。前回の入国から再入国まで9ヶ月弱も空いていれば、当該リスクはほとんど排除できたと言えるでしょう

長期滞在ビザを取得する場合

  観光ビザで認められている期間を越えて滞在したい場合、イミグレーション(移民局)が提供する何かしらのビザを取得する必要があります。その一般的な選択肢を見ていきましょう。

ワーキングホリデービザ

  ワーキングホリデービザは30歳以下の人限定で、一生に1度だけ申請できる1年間有効なビザです。滞在中は自由に通学や就労ができます。「一生に1度だけ」というのは国ごとの話なので、例えばオーストラリアのワーキングホリデービザを使用した後に、イギリスやアイルランドのワーキングホリデービザに申請する事ができます。出し惜しみをせずに、「行きたい」と思ったら申請するのがオススメです。

  上記は一般的なワーキングホリデービザの一般的な条件です。しかし、国ごとに違いがあり、申請すると追加で1年間の滞在が可能だったり、30歳でなく35歳まで申請できたりします。興味がある人は、「ワーキングホリデービザ [行きたい国名] 条件」で検索してみて下さい。

  ワーキングホリデービザを申請できるのは日本と条約を結んでいる国だけです。具体的には以下の国です。

ワーキングホリデーで行けるのは、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、台湾、香港 、ポーランド、ポルトガル、ノルウェー、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン、チェコ、アルゼンチン、チリの21カ国だけです。

一般社団法人 日本ワーキングホリデー協会(JAWHM)

  一般的には貯金が50万円程度あること、犯罪歴がないこと等が申請の条件となっています。加えて、国によって独自の条件があります。オーストラリアのようにビザの申請をいつでも受け付けている国、アイルランドのように年3回だけ受け付けている国、イギリスのように抽選で当選者を決めている国などがあります。

学生ビザ

  ほとんどの国では学校に入学する許可を得るとビザを取ることができます入学許可を得るのが一番簡単で、費用も安いのが語学学校です。費用は安くて年間数万円、高いところでも30万円程度です。まずは観光ビザを使って入国し、気に入った学校を見つけたら申請して学費を払い、入学許可を得たら学生ビザに切り替えるパターンが多いです。しかし、お金さえ払えば一度も現地に行かずに海外から入学許可を得ることも難しくありません。

  多くの国の学生ビザでは、滞在中の生活費を稼ぐために就労が許可されています。就労目的の学生ビザ取得を避けるために、就労には時間制限が設けられている場合があります(例:週20時間以内など)。

  学生ビザは就学するためのビザなので、通常は学校の授業期間+1ヶ月程度の滞在許可が出ます。長く滞在したい人は2つ以上のコースをまとめて申し込むのがオススメです。なぜなら、コースとコースの間の休み期間(1〜2ヶ月ある場合もある)に対してもビザが有効になるからです。また、延長という形で学生ビザに申請する度にビザの申請費用が数万円かかるので、複数のコースをまとめて申し込むとお金の節約にもなります。

  長期滞在することが目的でビザを取得したとしても、学校には行かなければいけません。欠席ばかりでコースの認定要件を満たせなくなると学生ビザを取り消されてします。

【裏技3】ビザ取り学校

  実は学校によってはビザ目的の申請者をターゲットにしていて、ほとんど出席不要のやたらと楽なカリキュラムを組んでいる学校があります。長期滞在を目的として学生ビザを検討している人にはオススメです。

  ガッツリと学ぶことが目的なのか滞在ビザを得ることが目的なのか、自分の目的に合わせて学校を選択しましょう。

大学について

  語学学校ではなく大学に行く方法もあります。実は、大学は選ばなければ英語が少しできるだけで簡単に入学できます。しかし、語学学校と違って費用が数百万〜数千万円とバカ高いのと、語学学校よりも勉強がかなり忙しいので、ビザ目的としては不向きです。

就労ビザ

  ワーキングパーミット(労働許可)、ビジネスビザなどとも言われます。まず前提として、このビザは一般的にワーキングホリデービザや学生ビザよりも取得難易度が高いです

  就労ビザを得るには「現地の企業」に雇ってもらう必要があります。しかし、国は外国人労働者を積極的に排除しようとしています。※

※詳しい理由は以前書いた記事、【海外旅行】100回飛行機に乗ったので入国審査のポイントと裏技を語るをご参照下さい。

  そのため、就労ビザを得るためには現地人にはないスキルを提供するか、現地人だけでは労働力が不足している職種でビザに申請する必要があります。国によってこの規定は違いますが、世界中のほとんどの国でIT系と医療系は申請しやすいです。あと、意外とシェフ(料理人)も取りやすいです。

  就労ビザは雇用主を見つけることに加え、申請してから結果が出るまでに数ヶ月〜1年かかる場合があり、取得が大変です。更に、ビザを取得した後も雇ってくれた会社に勤め続ける必要があります
  このように色々とハードルが高い就労ビザですが、就労ビザならではのメリットして、多くの国では1〜5年後に永住権に申請できるようになります

【ウルトラC】配偶者ビザ

  滞在したい国の国籍を持っている人と結婚すると、配偶者もビザを取れる国が多いです。しかし、一度結婚すると関係が悪化したときに離婚するのは大変で、国際結婚だと特に大変です。したがって、ビザを取ることを目的として結婚するのは避けるべきですが、実はちょっとした裏技があります

  それは「デ・ファクト」という関係を利用する事です。デ・ファクトとは、「事実上の」という意味で、法律上は結婚していなくても、「同棲して愛し合っており、事実上夫婦関係である」として、結婚せずとも配偶者扱いとなる関係です。国によってはこれが認められているので、結婚せずとも配偶者ビザの取得が可能です。

  ただし、国に滞在する権利を相手に握られることになるため対等な人間関係を築けない可能性が高く、正直言ってオススメはできません。よほど条件が整っている人以外には推奨できない方法だという事にはご留意ください。

おまけ:投資ビザ

  これはお金持ち向けの選択肢です。実は多くの国では「投資ビザ」という形で、お金を出すだけで永住ビザや市民権を取得できます。しかし、必要金額が最低水準の国でも500万円以上、高い国だと5億円以上必要です。

  幸福をお金で買うことはできませんが、永住権や国籍は買えます。

最後に

  世界のほとんどの国のビザ制度は本記事で書いたような内容になっています。ですが、やはり各国で細かいルールが異なります。本記事はあくまで参考程度であり、渡航やビザ取得の際は必ず対象国のルールを調べて下さい
  特に、「滞在期間(『3ヶ月』とは限らない)」と「渡航前のビザ取得(国によっては観光でもビザの取得手続きが必要)」は油断すると悪気がなくても違法行為をやってしまいやすいので注意しましょう。

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